いつもいいお茶 お茶の老舗 月香園

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月香園 お茶コラム

お茶ができるまで

栽培から収穫、加工、仕上げまで。
お茶の木がお茶になって、皆様のところに届くまでをご紹介いたします。

<お茶の木を育てる>

お茶を作るには、まずお茶の木が必要です。
木の苗が植えられてから茶葉を収穫できるようになるまでに
3年の月日が必要になります。
そして、お茶の木が大きくなりすぎると茶葉の味が落ちるため
収穫できるのは樹齢10年が限度です。
つまり、1本のお茶の木から収穫できる年数は7年間となります。
(収穫・加工・栽培法などが違う中国では、樹齢数百年のお茶の古木もあります)

お茶の苗木 (お茶の木の苗木)

お茶の木は霜や害虫・病気などに弱いため
栽培にはつねに細心の注意をはらう必要がございます。
健康に育てるためには農薬も使わなくてはいけないわけですが
飲んでいただく方の健康も考えた薬品を、最低限必要な量だけ使わせていただくようにしています。

そして玉露や抹茶、かぶせ茶として使われるお茶(言ってみれば茶樹界のエリートです)は
収穫3ヶ月前から日光を遮るためのシートを被せられ
葉に含まれる旨み成分のアミノ酸(テアニン)が、渋味成分のカテキンに変わらないようにします。

かぶせ茶 (シートを被せられたお茶の木)

<お茶の葉の収穫>

夏も近づく八十八夜♪と歌にも歌われる「八十八夜」は「立春から88日後」、
現在の暦では5月頭ごろを指します。
世間がゴールデンウィークの真っ只中の4月末から5月頭の期間が、
茶農家にとっては茶摘みの最盛期になります。

機械摘み (茶摘み(機械摘み)の様子)

現在ではよほどの高級茶か茶摘みイベントでもないかぎり
手摘みではなく機械摘みが行われております。
針のように細い若芽に若葉が2枚ついた「一針二葉」が摘まれるお茶の理想形とされています。

また、6〜7月には二番茶の茶摘みが行われ、大きめで堅い葉も収穫されて
すっきりとした渋味のある番茶や、マイルドなほうじ茶へと加工されていきます。
また、7〜8月に三番茶の収穫を行うところもあります。

<荒茶づくり>

収穫されたお茶は製茶工場に集められ、
機械摘みの際に紛れ込んだ堅い枝や大きい葉などをより分けられ
発酵を止めるために高温で蒸しあげられます。
(ここでの蒸し時間を長くしたのが「深むし茶」です)

蒸された茶葉 (仕分けられ、蒸された茶葉)

蒸されたお茶は水分を取り除くための「荒揉」
茶葉の水分量を一定にするための「捻揉」、
「中揉」「精揉」で水分量と形を整え
乾燥させることで「荒茶」ができあがります。
(「農家のお茶」というイメージで売られているお茶は、
この荒茶の時点の味をイメージしていると思ってください)

荒茶 (出来上がった荒茶)

なお、中国茶や紅茶の場合は揉んだ後に発酵の工程が入ります。

<仕上げ>

作られた荒茶は、「葉」「茎」「粉」に仕分けられ
葉はさらに「揉み込み」「火入れ」を行って
その味を職人技で存分に引き出してあげます。
ここでの加工法の違いで「煎茶」と「玉緑茶(ぐり茶)」の差が生まれます。

炭火での火入れ (職人による炭火での火入れ)

抹茶の場合は蒸すまでは同じなのですが
揉み加工を行わずに乾燥させ、石臼で丁寧に細かく挽いていくことで
茶葉の味を丸ごと引き出していきます。

こうして生まれたお茶は乾燥しているために湿気を吸いやすく
臭いを吸着する働きも持っているため
(ジャスミン茶などはこの特性を用いて作られます)
アルミ製のパックに密閉されて、低温の冷蔵庫で保存され、出荷されていきます。
(貯蔵期間を長くすることで茶葉の味に深みを増したものが「蔵出し茶」です)

皆様も買ったお茶を少しでも長く、おいしく味わうために
しっかり密閉した容器に乾燥剤といっしょに入れ、(茶缶がなにより適していると思われます)
できれば冷蔵庫で保存してあげてください

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