●肩こりとは?
人間の頭や腕は、けっこう重たいものです。
その重みを引き受け、支えている体の部分が首と肩なのですが
重たいものを支え続けていると、当然のように筋肉が疲れてきます。
筋肉が疲れて硬くなって来ると、筋肉に酸素やエネルギーを補給する
血管を圧迫してしまい、筋肉にたまった疲労物質も出て行きにくくなるため
疲れが蓄積していく形になってしまいます。
(この「疲労物質」とみなされていたのが「乳酸」ですが、
先ごろ「乳酸は疲労物質ではなく、疲労を和らげる物質」とする論文が出ており
現在は疲労物質=リン酸とする説が有力となってきています)
さらに、疲れて硬くなった筋肉は神経を圧迫して傷つけ、
違和感、痛み、痺れなどの症状を引き起こします。
これら諸症状が首から肩、背中にかけて出ている状態を
肩こりと呼称しています。
ちなみに、西洋においては「肩こり」という概念がないと言われます。
「東洋人より筋力が発達している」
「筋肉の質が違い、柔らかい筋肉になっている」
「東洋人より姿勢などのマナーがしっかりしている」ためとも言われますが
日本生活が長くなるにつれ、肩こりを訴える西洋人も多くなるそうなので
「肩こり」という言葉がないだけなのかもしれません。
●肩こりになりやすいのはどんな人?
慢性的な肩こりに関しては
「同じ姿勢をずっととりつづけ、筋肉に負担を与え続けた状態」で
起こりやすくなるといわれています。
特に猫背などの悪い姿勢では余計に首や肩に負荷がかかってしまい、
肩こりになりやすくなってしまうそうです。
また極端な痩せ型や肥満の人も、自重を支える筋肉が不足しがちということで
肩こりになりやすいとされています。
パソコンを使ってデスクワークをされる方は上記の条件に加え、
眼精疲労から肩や首に負担をかけやすく、
慢性的な肩こりになりやすくなっています。
逆に急性的な肩こりは、重労働やスポーツなどで
急に肩の筋肉を酷使したときに起こります。
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