すべすべ茶 製作者コメント
すべすべ茶」ブレンド担当
張 炯炯(ちょう けいけい・薬剤師)
このお茶に使われている
「スイカズラ」について
張さんがお話します。

  上海にいる友人からこんな話を聞きました。

最近中国では外国産化粧品、
例えば資生堂の高級ブランドが結構売れている。
それでも古くからの民族ブランドの一つ
「金銀花香水」は
女性の間に依然人気が高いらしい。

なるほど、と私は納得しました。
金銀花は肌の守護神と言っても過言ではないです。

 実は私は「金銀花」に対して特別の愛着がありました。

私が上海のおばあさんの家に育てられました。
小学生の頃、時々湿疹、出来物などによって
かゆみに悩まれて、ひどい時は成績も著しく落ちていました。
病院に連れられても容易に治りませんでした。

そんな私に、おばあさんが漢方薬局で
金銀花精油のドリンクを買って、毎日飲ませました。
ドリンクと言っても子供の口にはとても苦いものですが、
「かゆみよりましだよ」とおばあさんに激励されて、
一週間飲み続けた結果、皮膚がどんどんすべすべになって、
ひどいかゆみも嘘みたいに飛んでいってしまった。

それから毎年の夏にはおばあちゃんは必ず金銀花のドリンクを
買ってくれました。お蔭様で今でも肌に自信があります。

その後薬学部に進学し、植物学実習のとき黄山の麓で、
ようやく本物の金銀花に対面しました。
山野によく点在し、弱弱しいと見られる
つる性木本植物が、寒い冬でも緑を保っており、
だから本草には忍冬(ニンドウ)ともいいます。

5月にちょうど花が咲き、細管状の花弁から甘い香りを吸って:
此れは私の肌の恩人だなと感無量。
よく観察したらはじめ花の色は白いが徐々に黄色くなる。
この二色の彩も綺麗、
だから民間では金銀花(きんぎんか)と呼ばれます。

漢方では花、葉と茎ともに
皮膚の殺菌剤、美容剤として広く使われています。

 日本に来て、
金銀花の日本名である
スイカズラ(Lonicera japonica)を
初めて聞いたとき、ビックリしました。
なぜなら、スイカ(西瓜)とまったく関係ないじゃないですか?
長大薬学部の先生に聞くと、管状になった花を引き抜き、
細いほうを口に含んで静かに吸うと、良い香りがあって、
花の蜜はわずかあれば甘い味がするかもしれないので
「スイカズラ」といわれて、
漢字に当てると「吸葛」となります。
しかし中国の薬学部では
「吸葛」という説は教えてくれた記憶はありません。

 日本の薬剤師になって、肌によい健康茶を作ろうとしたとき、
頭にすぐ浮かべるのはやっぱりこのスイカズラです。
自信を持ってよいものを紹介しようと思いましたが、
少年頃の苦い経験も甦りました。
スイカズラの量はあまり多すぎると飲みにくいので、
味が苦くないほかの成分をブレンドして
さらに相乗効果も考えた
自慢の一品「すべすべ茶」が出来上がりました。
皆さんもぜひ実感していただきたいと心からお勧めいたします。